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旅の写真日記

+ 山奥でサッカー三昧(全3頁)

旅の写真日記
山奥でサッカー三昧 (2)

昼過ぎに解散。
さっきの雑貨屋で冷たい水を買い、ポクポク少年やモジモジ青年たちと回し飲み。汗かいた後の冷たい水はうまい!
ゲームの途中で僕も裸足になったので、気づかないうちに右足の親指の爪を割っていた。それを見つけたモジモジ青年が、雑貨屋のおばちゃんに頼んでモジモジと軟膏を持ってきてくれた。モジモジ青年とは、滞在の間あちこち一緒に遊びに行くことになった。

翌日も同じ時間に小学校へ行ってみたが、日曜日なので誰もいなかった。昨日の雑貨屋に行くと、豪快な顔のおばちゃんが「ああ、あんた。暑いね。まあ座りな」とぶっきらぼうに言った。日陰に座り、ヤクルトのような甘い飲み物を買って飲んだ。

沖縄や日本の田舎でもそうだが、アジアの人たちは、急な来客や見知らぬ人の訪問にも、まったく当たり前のように普段通り接する。見知らぬ旅人が来ても「お客さん扱い」ではなく、「あ、そう」という感じだ。冷たいのではない。どんな闖入者も日常のひとつとして受け入れている、ということなんだろう。
今思うと、僕の田舎(広島)もそんな感じだった。遊びたい時は、ひとまず友達の家まで行って「〜君、遊ぼー」とやっていたし、「ええ魚があったけえ、持ってきたで」と知り合いが突然やってくることに、何の不思議さもなかった。うちの周りはだいぶ都市化してきたが、祖母が暮らす田舎へ行くと、人同士の生活の垣根がずいぶん低いなぁ、と感じる。
この旅でベトナム・ホーチミン市に滞在した時、僕はそこに住む日本人の友達・知人や、ベトナム人の知り合いの家を何度も訪れた。ほとんどは約束なしで。「今から行くよー( ^_^)」と事前の携帯メールもなしで。
まぁ、東京などの都会生活に比べ、圧倒的に時間の余裕があるから許されることだろう。しかし、メールや電話がなかった頃は、どこの国でもみんな「突然現れる」しかなかっただろうなぁ。

ヤクルトを飲み終わると、おばちゃんの親戚らしい3歳の男の子がやってきた。サッカーボールに興味深々。もちろんサッカー開始。その子がきゃっきゃと言いながらポコンと蹴ると、ボールはコロンコロンと転がった。

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